yuta0210の日記

2005-11-23

重賞回顧 23:39

マイルCS

3連覇というのはかくも難しい。先週のアドマイヤグルーヴに続いて、デュランダルも破れ、ハットトリックが新たな王者となった。しかしデュランダルは不可解な凡走である。言われているように時計勝負での限界を露呈したといってしまえば簡単ではあるが、それにしても走らなさすぎだ。確かに2連覇した過去マイルCSは比較的落ち着いた流れになっていたのは事実であるが、デュランダル自体は戦績を見ればわかるようにスプリントに勝ち鞍があり、ハイペースの競馬にも十分対応してきた。この程度のペースで末脚が鈍るとは考えにくい。というか、もしペースが全体的に厳しく、スタミナが問われたためスプリントに適性があるデュランダルには厳しかったということならば「直線で先頭をうかがう勢いでありながら、最後止まってしまった」という競馬になるはず。レースの上がり自体は35.0、ラストは12.2もかかっていることを考えると、3コーナーの下りからの行きっぷりの悪さが敗因と思えるわけで、ラストは最速33.2であること、勝ち馬は同じような位置から3コーナーでさっさと上がっていったことを考えると、ペースというよりもデュランダル自信の調子がイマイチだっとしか思えない。レース前から香港を回避するということになってたあたり、レース前から持病の蹄を悪くして、思い通りに調整できなかったのではないか。そのぶん2走ボケがでてしまったのでは?と勘ぐりたくなる。うーむ納得がいかない。

勝ったハットトリックはというと、デュランダル並の末脚の破壊力。どちらかというと春の一連のレース振りから、こちらのほうがスローでしか斬れない時計に限界があるマイラーだと思っていただけに、この末脚には驚かされた。そして何より3番人気にも驚いた。天皇賞から参戦するSS産駒は要注意だとはわかっていたが、中距離で実績がある馬についての話と考えていただけにこれは正直過剰人気かと。確かに母父がリボー系、母母父がダマスカスと底力もハイペース適性も十分の血統背景をもってはいるが、春のレースぶりが・・・。強いところ強いところにぶつけたきた経験値が馬を変えたのだろうか。いやはや参りました。

2着のダイワメジャーは厳しいラップでの時計勝負で最大のパフォーマンスを魅せることが出来る馬だけに、ここは最高の舞台ではあった。ただし一息で走れない緩急のあるレースは苦手というのは母父ノーザンテーストのSS産駒の共通した特徴で安田記念に出てきたら今年も軽視したい。3着ラインクラフトは直線のコース取りが若干甘かった。が、古馬にはいってこれだけやれれば上等。3歳牝馬は中距離ではシーザリオマイルではラインクラフトが抜けていて、武豊というプラスアルファで何とかエアメサイアが太刀打ちできたという図式だろう。ヴィクトリアマイルは当然最有力候補。4着ダンスインザムードには少しペースが厳しすぎた。

東スポ

良血フサイチリシャール東スポ杯を勝って、クロフネ産駒は初年度から重賞勝ち。前から何度が触れたクロフネ産駒の勝ちパターンに持ち込んだレースだった。基本的にクロフネ産駒は平均ラップで相手の脚を削りながら長くいい脚を使える展開だと圧勝できる。というか途中ブレーキを踏まず、1速2速と徐々にスムーズに踏める展開といってもいい。今回も逃げての勝利となったが、逃げとか先行というよりはいかにスムーズな、緩急を感じさせないゆったりとスピードに乗せることがリシャールにとっても重要だと思われる。そういう意味では来年に向けて考えるとダービーよりは、皐月賞に適性はあるだろう。ただし皐月賞は小回りのため例年ごちゃつきやすくそこをクリアできるか、という問題が出てくるであろうが。

2着のメイショウサムスンオペラハウス産駒らしく厳しいラップでこそ浮上するタイプ。萩Sは道中のラップが緩かった分負けたが、今回キッチリ巻き返してきた。3着オンファイアは能力はあるにはあるが、まだ馬体もできていないし、上ほどの大物感は感じられない。これから藤沢厩舎がどう作ってくるかにもよるが、たぶんダービー勝てるようには間に合わないだろう。